モブ山のブログ

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ナンパは場所と分をわきまえて行え

8月13日
男4人、車で神奈川県に行ってた。
道中FMトランスミッターで流していた音声作品が別の車の電波に捕まったり、ピンサロに行くべきだと叫ぶ男が現れたりしたがここでは置いておく。
車も駐車場に停めファミレスで夕飯を食べている時誰が言ったのかガールズバーへ行く事になった。
正直私は疲れていた為乗り気ではなかったがこれも何かの縁だと言うことで同行する。
断じて酒を飲みながら女の子と会話したかったわけではない。
200円の電車賃を払い30分ほどした駅を降りて徒歩5分程。
客引きをするバニーの存在がこのビル内にガールズバーが存在することを伝えていた。
我々は早速エレベーターに向かうもここで問題が発生する。
何階にあるかがわからないのだ。
過去に一度行ったことある人物が半数を占めていたが1年も前の事だ覚えている方が珍しい。
私はすかさず客引きのバニーに聞くと案内をしてくれた。
店の入り口は1年前と変わらず、派手な看板もなかった。
しかしそれでも1年以上続くという事はこの店が如何に優秀かを物語っている。
店内へと入る。
茶色を主とした落ち着いた雰囲気である。
カウンター沿いの席には既に男が3人程座っていた。
丁度4席空いていた事もあり我々もカウンター沿いに座る。
目前にはバニーが4人程いた。
1年ぶりが二人と初めてが二人ということもあって店の説明を受ける。
飲み放題の時間制というやつであった。
こういった店の特徴ではあるが時間が一定以上になっても伝えないスタンスである。
このような楽しい場においてそのような状態であれば時間を忘れてしまう。
恐ろしい罠である。
だが我々は特に気にせず酒を注文する。
曰く昨年の酔った私はあまり発言がよろしくなかったとの事でビールを頼んだ。
しばらくすると全員分の酒が来た。
我々はそれぞれ酒を飲みながらバニーと歓談する。
仕事は何をやっているか、4人はいつ知り合ったか等といった質問だ。
こうして書くとなんてことのない質問も美女と酒があれば楽しくなる、不思議なものだ。
しかしこの店の特徴はバニーだけではない。
水たばこだ。
イスラム圏内で生まれたとされるタバコだ。
名前の通り水を通して吸うらしい(Wikipedia参照)。
仕組みとしてはフレーバーを炭などで熱して出た煙をガラス瓶を通して吸うらしい。
調べるまでは水蒸気を吸っているものだと思っていたがどうやら違うみたいだ。
お互いの関節的な接吻をさけるべく短いストローのようなものが渡される。
これは吸引口に着けるためのものだ。
目の前のバニーたちは胸の谷間に入れる。
私は落ちないか心配で目が離せなかった。
断じて胸の谷間に挟むという行為に興味深いわけではない。
そんな事はさておき我々とバニー二人が回しながら吸っていると一人のバニーが得意気に吸引しだす。
次の瞬間彼女の口からO状の煙が出てくる。
これには流石の私もびっくりという感想だ。
彼女曰く味は楽しめない為一発芸以上の価値は無いというが我々にとってはそれで十分だった。
私と隣の男は何をとち狂ったのかOの字に煙を出せるかと挑戦を始めた。
結果としては雄たけびなのか喘ぎ声なのかわからない音と一緒に煙を出すだけであった。
そんな事をしている我々の横で絵が書けるという理由で注目を浴びた男がバニーとTwitterのアカウントを交換していた。
持つべきものは一芸である事を語るに相応しい構図である。
そうこうしているともうそろそろ終電の時間だ。
一人は次の日も仕事があるらしいので去ることにした。
ひたすら酒と水たばこに興じていた為か料金はそんなにかからなかった。

一人は駅へ一人はタクシーに乗って去ると私と西文字の二人が残った。
二人とも明日は休みである為どうするかと悩んでいた。
アルコールが残ったせいか夏の影響か突然ナンパ対決へと発展した。
女性を見つけ次第、声をかけるというのを交互に行う。
だが歩く女性は少ない。
この街は早寝早起きが鉄則であり、この時間にいるのは特殊な店のスタッフぐらいであろう。
案の定その予感は当たっていた。
西文字の会話内容の方は遠くにいたため聞き取ることができなかったので私の結果だけをとどめる。

一言で言うなら塩対応だ。
そもそもこんな時間に声をかける男と話せという時点で無理な話だ。
終電すら逃した我々は肩を落としながらカラオケボックスに入り一夜を過ごした。