モブ山のスケベレポートブログ

私モブ山のスケベな記録を書いただけのレポートです。

メイドの店にやってきた

私は電車を降り駅を出る。
そこは橋となっており、祝日を良い事に親子連れが電車を眺めている。
彼らの純粋な視線とは裏腹に私は穢れた世界を眺めに来ていたのだ。
そう今回の目的は、テレクラである。
テレクラとは?と言う方に説明しよう。
正式名称はテレフォンクラブである。
システムとしては個室で女性からの電話を待ちつ。
電話が来たら女性と会話を楽しみ場合によっては実際に会う事もできるといったものだ。
システム的には出会い系の前傾とも言える。
しかしネットが普及した事で出会い系が台頭を始めた為自然とその数は減っていった。
現在では個室ビデオ店の亜種のような形態を取って生存している状態と言えるだろう。
私は30分程遅れた西文字を待つ。
合流して店の扉を開ける。

「待ち時間は後40分程です」
私と西文字は絶望し扉から外へ出た。
そこから二人であてもなく歩く。
ホテル街、商店街、ただの道。
そうして行きつくいつもの街。
ここは冴えない私たちにとって安住の地と言える。
安住の地には楽しいお店がいっぱいだ。
そこで西文字の奴が唐突に呟く。
「そうだ、メイド喫茶に行こう」
メイド喫茶とは説明するまでもなくウェイトレスがメイドさんの喫茶店である。
ハッキリ言うとメイド喫茶の派手な雰囲気と言うのが苦手であった。
だから以前見かけた静かな雰囲気のメイド喫茶はどうかと提案した。
取りあえずメイド喫茶に行きたかった西文字は「異論はない」という物なのでそのまま向かうことになった。
店は街の外れに位置しており茶色を主体とした色合いが落ち着いた雰囲気を醸し出していた。
店の扉を開けるとそこには不思議な世界が広がっていた。
古風だが落ち着きのある家具、様々な本、静かに接客するメイド。
メイド喫茶とは違う印象のそれは文字通りの「メイド喫茶」であったと言えるだろう。
席は4割ほど埋まっていた。
我々はメイドさんに案内されるままにテーブル席へ座る。
私と西文字は早速テーブル横に置いてあったパラパラ漫画を読み始める。
完成度に関心していると一人のメイドが現れる。
彼女はメニュー表を開きながら店の説明を始める。
店は所謂チャージ制であり、30分で540円である。
その間は紅茶が飲み放題で加えて店内にある本と(アナログ)ゲームが遊び放題なのだ。
どうやらこの店では客の事を旅人と称しているらしい。
丁寧な口調での説明を終えると彼女はアイス紅茶をホット紅茶かを聞いてくる。
二人ともホットの紅茶を注文し西文字は砂糖とミルクを追加で注文した。
しばらくするとテーブルに紅茶が二つ置かれた。
紅茶を飲みながら優雅にしていると何か注文した方が良いのだろうかと思いながらメニューを開く。
クッキーとスコーンを注文する。
二つとも300円でありお得だ。
クッキーとスコーンが来ると早速手を付ける。
しかしここで一つ問題が発生する。
そう、スコーンの食べ方が分からないのだ。
ジャムとクリームの入った容器とスコーンを眺めながら話合う。
調べるとどうやらスコーンを二つに割ってそこにジャムとクリームを塗って食べるようだ。
我々は早速実践し優雅な気分に浸かった。
西文字がカバンからペンとノートを取り出す。
何をするかと思えば唐突に絵を描きだすではないか。
その視線はメイドさんへと注がれる。
彼女に恋い焦がれているのか。
否違うどうやら彼はメイドを描きこうとしているらしい。
しかしメイドは客と歓談中であり我々には背を向けている。
そのため西文字は髪形が特定できないと嘆いている。
「頼めば正面を向いてくれるのではないか」
と言うと。
「恥ずかしくてそんなことはできない」
と答える。
ナンパを平然と行える男にしては随分臆病な事だ。
そんな事をしていると一人のメイドが西文字の絵に気付く。
「私達を描いているんですか?」
と聞いてくるではないか。
我々は肯定すると。
応援の言葉を投げかけて空になったカップに紅茶を注ぐ。
西文字は作業に戻る。
「頼めば正面を向いてくれるのではないか」
「恥ずかしくそんな事はできない」
この男の基準が分からない。
しばらくするとメイドが声をかけてくる。
「今日はどうしてうちに来たのか」
と聞いてくるではないか。
テレクラに行こうとしたら人が多くて入れなかった等口が裂けても言えない。
一瞬回答に困ると。
「今日は行く予定だった飲食店がしまっていたのでウロウロしてたら見つけました」
と西文字が答える。
メイドは納得すると我々と2,3言交えてテーブルを後にする。
西文字の口八丁具合に関心を隠せなかった。
それからは言葉を作るポーカーで遊んだり本を読んだりする。
気付けばもう1時間半も経っているではないか。
西文字もメイドのスケッチが終えたようなので我々は会計をしてもらう。
値段は一人あたり2千円もしなかった。
このような楽しい1時間半がこの値段で楽しめるのは中々にグッドだろう。
私と西文字はメイドさんのお辞儀に見送られながら店を後にする。
再び店を見ると彼女はまだお辞儀をしていた。

個人的評価点として店の雰囲気を保とうとしている部分が魅力的であった。
店の清掃を行う為だけに定休日を設けていたり、紅茶を淹れる時の静かな手の動き等があげられる。

次回はここでの経験を踏まえた上で普通のメイド喫茶にも行ってみたいし、ここには何度も通いたい次第だ。
また通い続けたい店が増えてしまった。

 

下のイラストが西文字が店内で描いてたイラストだ。

絵を描く事よりも髪形を把握するのに苦労していたようだ。

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メイドさんその1

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メイドさんその2